はじめに
この記事はインクが無くなり使わなくなってしまったお気に入りのボールペンを復活させた方法の紹介です。
もし同じ種類のボールペンを使用している方で困っている方は参考にして見て下さい。
なぜボールペンを使うのか?
PC・タブレット時代でもボールペンは必要です。
なぜ必要か?それは紙があるからです。当たり前ですね。
もちろん、紙なんて使ってないよ、PC・タブレットで十分という人もいると思います。
会議や打ち合わせでメモをとることがあると思いますが、PC・タブレットはメモをとっているふりをしてツイートしたりエッチなサイトを見ることも可能な便利なツールです。(笑)
しかし、伝票にサインしたり、ポストイットに伝言を書いたり、書類やパンフレットにメモったり、とペンがないと出来ないことはたくさんあります。
そんなの100円のボールペンでいいじゃん、と言われると思いますが、
仕事を効率的にこなしている人は、実はペン1つにもこだわっている場合があります。
ただ書ければよい、というものではないのです。
機能で比較すると日本製のボールペンが一番使い易くコストパフォーマンスが高いと思いますが、持ち物としての価値を考えると、歴史が長いPARKERやCROSSの高級ボールペンを選択する方が多いのではないでしょうか。
但し、困ったことに高級ボールペンは替芯の価格が高く、線幅の種類が少ないです。書き味は良いんだけど太すぎてシャープな文字が書けない。
そしてだんだん使わなくなり、引き出しの奥に眠ってしまう場合が多いのではないでしょうか。
実は"あトん"もお気に入りのCROSSのボールペンを持ってます。
なぜ買ったかと言うと、最高の仕事をしているフリが出来るからです。
と言うのは冗談で、ユニークな外観に一目ぼれしたからです。
しかし、インクが無くなったのを最後にお蔵入りとなってしまってました。
前置きが長くなってしまいましたが、どのようにして復活させたかを説明したいと思います。
眠っていたCROSSのボールペン
週末棚の中を整理していたら珍しいものが出てきました。
「CROSS ion metal」という未来的なボールペンです。
「CROSS ion」は長さ90㎜の手のひらに収まるサイズのジェルインクボールペンで、ワンスライドで芯が出るギミックな機構を採用してます。(使用時の長さ108㎜)
後で知ったのですが、2003年にグッドデザイン賞を受賞してました。
「CROSS ion」はクリップが無いのでキーリングトップと呼ぶリングキャップにペン先を固定し、ランヤードで首から吊り下げて持ち歩きます。
目立ってそれなりにカッコイイのですが、ボールペンとは分からないので、おじさんが大きな首飾りをぶら下げているように見えます。(笑)
なお、リングキャップは樹脂製なので何百回もの取り外しには耐えられそうにありません。止め口がバカになると、落下して壊れるか、紛失してしまう危険があります。
結局、インクが無くなったのを機会に使うを止め、国産の3機能ペンに変えました。
「CROSS ion metal」を目覚めさせる
今改めて眺めてみると、芸術的と言うと大袈裟ですが、このギミックなボールペンをもう一度使いたくなりました。
インクが無くなったので使わなくなったと書きましたが、正確には予備のインクカートリッジは1個持っているのですが使用するのを止めたのです。
理由はCROSSのインクカートリッジは筆記線が太すぎて若干インクが滲むからです。
これはそれで味があるのかも知れませんが、日本製のボールペンの方が書き味は良いです。
そこで市販の替芯を使用できるようプチ改造することにしました。
用意するものは3つです。
①空カートリッジ
②φ3の替芯
③φ3のドリル
「CROSS ion metal」のリフィル方法
ionのグリップを回転しユニットを2つに分け、空カートッジを取り出します。
インクが無くなった空カートリッジの先端をカッターでカットします。
φ3のドリルを使って先端に穴を空けます。
φ3の替芯はuniのJETSTREAM SXR-80-07 0.7mmを使用します。
替芯を適当な長さにカットし、穴を空けた空カートリッジに挿入します。
空カートリッジのお尻のキャップは外れるのですが、キャップの中央の溝があり、替芯が上手い具合に収まります。
約80円でリフィール完了です。
交換後のJETSTREAMの書き心地はバツグンですね。
「CROSS ion metal」これからも長く大切に使って行きたいと思います。
余談
実は記念品で頂いた新品未使用のCROSSのボールペンをもう1つ持ってます。
クラシック センチュリー AT0085-108 クローム
替芯はセレクチップローラーボール替芯(ジェルインク) 黒 8523でした。
頂き物のボールペンは好みのものでないとなかなか使う気になりません。細身のボディは手帳に挿すにはカッコイイのですが、これで文章を書くのは辛いですね。
契約書等の重要な書類にサインする時、使おうかなと思います。
たぶん、ずっと機会は来ないと思いますが。
ところで、おまきざるさんが、先日CROSSセンチュリーの替芯を三菱鉛筆 uniのSK-8に換装する方法をブログで公開されてました。
CROSSセンチュリーボールペンが替え芯(リフィル)SK-8で蘇った - おまきざるの自由研究
あなたの机の引き出しにCROSSセンチュリーボールペンが眠っていないでしょうか? もし使わないままのがあるのなら,芯(リフィル)をSK-8に替えると鮮やかに蘇ります.SK-8は純正リフィルの半額以下で購入できます.ぜひお試しください. 10年来眠っていたCROSSセンチュリーボールペン 三菱鉛筆 替え芯 SK-8 CROSSボールペンの現行リフィルとラインナップ SK-8でCROSSセンチュリーボールペンが蘇った 10年来眠っていたCROSSセンチュリーボールペン 以前,仕事でインドネシア(現地の人もほとんど行かないような奥地)に通っていた頃,シンガポール航空の機内販売でCROSSセンチュリー…
CROSSセンチュリーはSK-8が使用できることが有名みたいなので、同じ種類のボールペンを持っている方は試す価値があると思います。
"あトん"は悩み中です。SK-8は色は黒しかありません。本当は青が欲しいのですが。
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— heavy-peat (@AfterWork_Lab) May 4, 2020
ボールペンを修理した話です。#ボールペン #リフィール #CROSS
それでは今回の記事はこれでおしまい。