はじめに
皆さんはご自分のブログのPV(Page View:ページビュー)を気にする方ですか、気にしない方ですか。
私は多少気にしてる方です。
多少と言っている理由はアドセンスを少しかじっているからです。
しかしPVは多くないので収益はさっぱりです。
私と違いアドセンスやアフィリエイトでそれなりの収益を得ている方は、PVを非常に気にされていると思います。
特にフリーランスのブロガー様はアクセス減→報酬減なので死活問題ですね。
当ブログのPVが少ない理由は、記事数が少ない上に、書いている記事が役に立たなく面白くないからだと思ってます。
多いに反省しているのですが、最近もっと恐ろしい事実が分かりました。
それは、そもそも記事がGoogleにインデックスされてなかったのです!
サイトマップの送信は成功しているので、てっきり記事のURLはインデック登録されていると思っていたのですが、実際はそうではありませんでした。
全URLを調べたら、何と約33%の記事が「URLがGoogleに登録されていません」でした。(涙)
更に「URLはGoogleに登録されていますが問題があります」が1件、「このページはモバイル フレンドリーではありません」が3件あり、約半分のページのURLで何等かの不具合が発生してました。
一生懸命記事を書いても、検索でヒットしなかったら訪問者は0です。
検索流入に頼らず読者数を増やせばよいのでは、と思う方もいるかも知れませんが、それは「はてなブログの互助会」の世界の話です。
外部リンクからの訪問はバズらない限り多量のPVは期待できません。
何れも健全なSEOではありません。
と偉そうに書きましたが、今回の記事はGoogleにインデックス登録するための方法とインデックス登録するURL名についての解説です。
毎日記事を更新しているのにPVがさっぱり上がらないのは、ひょっとしたらインデックス登録されてないのが原因の1つかも知れません。またURL名に問題があるのかも知れません。
ご心配な方は、一度サイト内の全URLをチェックされることをおススメします。
インデックとは
インデック(index)は、クローラー(検索robot)が巡回して収集したWebページのデータが検索エンジンに登録されることです。
インデックスされないと、検索エンジンのデータベースにWebページは登録されていないので、検索しても表示されません。
検索エンジンのシェアを調べると、全世界ではGoogleが約92%とダントツの1位です。
Source: StatCounter Global Stats - Search Engine Market Share
日本ではGoogleが約75%、Yahoo!が約20%となってます。
Source: StatCounter Global Stats - Search Engine Market Share
Yahoo!は一見頑張っているように見えますが少し違います。
実はYahoo!は2010年にGoogleと提携し、Googleの検索アルゴリズムを採用しており、Googleの検索技術に乗っかっているのです。
ヤフーとグーグルが提携、アルゴリズム検索技術にGoogleを採用
ヤフーとグーグルは2010年7月27日、日本における検索事業において提携すると発表した。ヤフーはグーグルのアルゴリズムサイト検索技術と検索広告を採用する。
従って、Yahoo!に対する特別なSEOは必要なく、GoogleでインデックスされればYahoo!でも登録されるのです。
インデックスを登録する方法
インデックスを登録するには通称サチコ(Search Console)を使います。
Search Consoleの使い方は本記事の目的でないので詳細は解説しませんが、導入方法を簡単に説明します。
Search Consoleの導入方法
GoogleにログインしSearch Consoleのページを表示します。
「今すぐ開始」をクリックします。
プロパティを選択します。サイトのURLを入力し「続行」をクリックします。
左側は新しく追加されたメニューで、サブドメインも含めてサイトを登録できます。
右側は従来の入力画面で特定のサイトを登録します。通常はこちらを使用して下さい。
所有権の確認が出ます。5つの方法が表示されますが「HTMLタグ」を選択下さい。
通常はメタタグをコピーして<head>内に貼り付けるのですが、はてなブログは管理画面で設定できます。
” ”の間の文字列をコピーします。
次に管理画面の「設定」から「詳細設定」を選択します。
解析ツールのGoogle Search Consoleの入力欄にコピーした文字列をペーストします。
最後「変更する」を忘れずにクリックします。
サチコに戻り「確認」をクリックします。
「所有権を自動確認しました」が表示され、無事終了です。
サイトマップとは
検索エンジンはクローラーと呼ばれる検索ロボットでWebを巡回していますが、黙っていても来てくれるとは限りません。
外部のリンクから奇跡的にご訪問となったら、サイト内のリンクを辿って各ページを巡回してくれるでしょう。
しかしこれはいつ発生するか分からず非効率ですね。
もっと積極的にサイト内のページを効率よく巡回するために、サイトマップが利用されます。
サイトマップはWebサイト内の各ページのURL、最終更新日、等を記述したXML形式のファイルです。
Search Consoleにサイトマップを登録することで、都度インデックスをリクエストしなくても検索ロボットが定期的に巡回し、新しいページのインデクッスが登録されます。
サイトマップは通常「sitemap.xml」というファイル名を指定しますが、はてなブログのサイトマップの記述を確認してみました。
「sitemap.xml」には2つのサイトマップが記述されてました。1つは「sitemap.xml?page=1」で、もう1つは「sitemap_page.xml」です。
<sitemapindex xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9">
<script/>
<sitemap>
<loc>https://www.heavy-peat.com/sitemap.xml?page=1</loc>
<lastmod>2019-08-11T10:25:01+09:00</lastmod>
</sitemap>
<sitemap>
<loc>https://www.heavy-peat.com/sitemap_page.xml</loc>
<lastmod>2019-08-11T10:25:01+09:00</lastmod>
</sitemap>
</sitemapindex>
「sitemap.xml?page=1」はトップページ、about、各記事ページのURLと最終更新日時が記述されてました。
<urlset xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9">
<script/>
<url>
<loc>https://www.heavy-peat.com/
<lastmod>2019-08-11T06:18:09+09:00</lastmod>
</url>
<url>
<loc>https://www.heavy-peat.com/about
<lastmod>2019-08-11T06:18:09+09:00</lastmod>
</url>
<url>
<loc>https://www.heavy-peat.com/entry/2019/08/04/224151
<lastmod>2019-08-11T05:15:20+09:00</lastmod>
</url>
<url>
<loc>https://www.heavy-peat.com/entry/2019/05/03/185121
<lastmod>2019-05-04T02:21:04+09:00</lastmod>
</url>
・・・以下省略
「sitemap_page.xml」は固定ページのURLと最終更新日時が記述されてました。
<urlset xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9">
<script/>
<url>
<loc>https://www.heavy-peat.com/privacy-policy
<lastmod>2019-03-03T13:27:19+09:00</lastmod>
</url>
<url>
<loc>https://www.heavy-peat.com/contact-us
<lastmod>2019-02-26T23:10:37+09:00</lastmod>
</url>
</urlset>
サイトマップの登録
ではSearch Consoleでサイトマップの登録を行ってみます。
左サイドメニューの「サイトマップ」をクリックし「sitemap.xml」を入力します。
ファイル名を入力したら「送信」をクリックします。
「成功しました」と表示され、サイトマップ「sitemap.xml?page=1」では51個のURLが検出されてます。
すべてインデックス登録済か確認する為「インデックスカバレッジを表示」をクリックします。
結果は31個のインデックス登録で、19個はインデックスが登録されてませんでした。
19個のインデックス未登録の除外理由を見ると「検出-インデックス未登録」が12個「クロール済み-インデックス未登録」が7個となってました。
ちなみに、対象のURLは「データをエクスポート」を選択すると、CVSでダウンロードまたはGoogleスプレットシートに自動転記できます。
クローラーは来ているのに、インデックス登録から除外されるURLが多く発生してました。
何故このようなことが起きるのでしょうか。
どうもインデックスが登録されないのは、Googleの検索ロボットがクロールする価値がないと判断している可能性があるようです。
これはどのような場合に発生するのでしょうか。
解説によると「非常によく似ているが、微妙に違う」URLのページが重複したコンテンツと解釈されると、クロールする必要がないと判断されてしまう可能性がある、とのことでした。
これについては1つ心当たりがあります。
それは記事のURLが自動生成で作成されたものだからです。
はてなブログでは記事を公開すると「entry」配下の記事URLは「年/月/日/時分秒」で自動登録されます。
例えば、毎朝7:00に予約投稿した場合のURLは下記のように生成されます。
https://ドメイン名/entry/2019/08/11/070000
https://ドメイン名/entry/2019/08/12/070000
https://ドメイン名/entry/2019/08/13/070000
もし、このようなURL名が原因でインデックス登録がスルーされていたら、とても怖いですね。
幸いはてなブログではカスタムURLを設定できるので、これを利用することにしました。
カスタムURLの設定方法
カスタムURLを設定する場合、URL名にはいくつか注意点があります。
カスタムURL名の注意点
①意味がある半角小文字の単語にする(日本語は使わない)
②複数の単語は”-”(ハイフン)で接続する
③アクセスが多いページの変更は避ける
半角小文字にする理由は、URL名を全角(日本語)にすると「%記号+2桁の数値」にエンコード(変換)され、意味が読み取れなくなるからです。
例えば「/entry/登録」は「/entry/%E7%99%BB%E9%8C%B2」に変換され、何の記事のページか意味を読み取ることが出来ません。
それではブログの記事のURL名を変更してみましょう。
カスタムURLの設定手順
カスタムURLの設定は超簡単です。
記事の編集画面を開き、⚙(歯車マーク)の「編集オプション」をクリックします。
カスタムURLの欄に半角小文字のURL名を入力→「更新」で終了です。
インデックス登録の方法
旧Search Consoleでは「Fetch as Google」でインデックス登録をリクエスト出来ましたが、2019年3月28日以降使えなくなりました。
ここでは新Search Consoleでの登録方法を説明します。
URLの検査
インデックス登録されているかはカバレッジで確認できますが、単独でも検査できます。
メニュー左の「URL検査」を選択→ヘッダーにURLを入力→🔍検索をクリックします。
「URLがGoogleに登録されていません」と表示されます。さっきURL名を変更したばかりなので当然ですね。
続いて「インデックス登録をリクエスト」をクリックします。
インデックスに登録可能かのテストが始まります。
OKだとインデックス登録のリクエストが出ます。
再度URLを検査すると「クロール済-インデックス未登録」に変わりました。
すぐにはインデックスされないので、お昼ご飯のあと片付けを行い、コーヒーでも飲んで待ちます。
約2時間後、インデックス登録に変わりました。パチパチ。
カバレッジの内容を確認すると、ユーザーエージェントは「スマートフォン用Googlebot」に変わってました。
どうやらこのページはモバイルファーストインデックスが適用されたようです。ラッキー!
インデックスも登録でき、モバイルファーストにもなって一石二鳥でした。
まとめ
毎日記事をコツコツ書いているのにPVが伸びないのは、ひょっとしたらインデックス登録されてないのが原因かも知れません。
どんなに良い記事を書いても検索でヒットしなかったら、必要とする人に情報が伝達できず非常にもったいないです。
Googleのインデックス登録の仕組みを知ることで、記事数が少なくて効率よくPVを増やすことが可能だと思います。
また、ページのURL名は自動生成だとリスクがあるので、記事の意味がわかる固有の文字列にすることが 望ましいことが分かりました。
これからブログを始める方は、早くサチコ(Search Console)を導入し、URL名は最初からカスタムURLにすることを強くおススメします。
さて、今回の修正でどれくらいPVが改善されるか楽しみです。10%は改善して欲しいな。
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— AfterWork_Lab (@AfterWork_Lab) April 29, 2020
それでは今回の記事はこれでおしまい。